2018年9月21日金曜日

葉見ず花見ず

 こんにちは、修士2年の王啓陽です。

 今回紹介したいのは日本では秋の花として親しまれる彼岸花(Lycoris radiata)です。

 お彼岸にあたる秋分の日の前後に花が咲くことに由来して名付けられました。
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草であり、学名からリコリスや曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれます。


 彼岸花の特徴としては「花が咲いてから葉が伸びる」という通常の草花とは逆の性質をもっています。

 茎の先端に花だけがあり葉がなく、花と葉が一緒に見られることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれたりします。
 花の形が燃え盛る炎のように見え、非常に美しい花です。
  

 彼岸花の球根には毒があります。

 地中のモグラやネズミを寄せ付けない効果があるため、お墓の近くに彼岸花は植えられていました。
 昔は遺体を火葬せずに土葬していたため、遺体を傷つけるネズミや土の中にいるモグラなどから守るためです。

 日本では不吉な印象が持たれますが、先祖の遺体を守ることから考えると不吉な花ではないと思います。
 その美しい花とともに花名の由来や歴史的な事実も学んでいくと、彼岸花の印象が変わるかもしれませんね。
(修士2年:王)

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