2018年9月18日火曜日

日本緑化工学会への参加

 先週の土日に東京都市大学で開催された日本緑化工学会に参加してきました!発表タイトルは、「屋上緑化芝地における炭素含有量、土壌微生物活動および窒素含有量の経年変化」についてです。本研究は、卒業生の任さんの研究を論文化したものです。

発表ポスターの様子

 以前より、本研究室では、屋上緑化について、研究を進めており、屋上緑化芝地には「炭素を固定する効果があること」や「窒素溶脱(肥料成分が流れること)が発生してしまうこと」などを明らかにしてきました。
 これらの「炭素固定」や「窒素溶脱」は、土壌微生物の活動や活性に大きな影響を受けるため、森林などの緑地では、微生物活動について調査が行われています。そこで、本研究では、屋上緑化芝地について、「炭素固定」や「窒素溶脱」と「微生物活動」の関連性を調査し、「屋上緑化芝地のこれら環境改善効果や環境負荷が、今後どうなると予想されるのか?」を考察しています。
 その結果、施工後15年以上たっても、炭素固定能は維持され、窒素溶脱は元肥量の削減により、大幅に負荷を低減できると考えられました。

 屋上緑化の単年当りの施工面積はピークを過ぎ、減少傾向にあります。今後は、メンテナンスや植え替え等に関するニーズも増えていくはずです。そうした際に、このようなデータが少しでも貢献できれば、嬉しいですね。


黒沼


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