2012年5月26日土曜日

セル苗

おはようございます。


ここは
『千葉大学環境健康フィールド科学センター
高度化セル成形苗生産利用システム』
通称 苗生産部です。





主に生産者向けの幼苗や
小売店や造園向けのポット苗
個人ギフト向けの鉢花など
広く取り扱っています。





ところで、苗生産部の正式名称の一部である
『セル苗』とは一体何のことでしょうか?



播種後の写真は多く掲載してきましたが
今日はセル自体を紹介したいと思います。





セルとは
細胞(cell)のように並んだ個々の容器のことを指し、
容器全体はセルトレイ、またはプラグトレイと呼ばれます。



土を詰めたセルに
機械もしくは人の手で種子を播き、
適度に生育したらポットへと移植します。
根を傷つけずに簡単に移植出来ることが、
セル苗の利点の一つです。





セルの大きさや材質、形状は様々で




通気の穴が開いているものや

(写真では分かりにくいですがセルの間に小さな穴があります)



セルの大きさが同じでも
深さが異なるもの、




色が異なるものもあります。






播種から移植までの
比較的短い期間しか使われませんが、
植物の大きさや生育スピードなどに合わせて
トレイを選びます。



セルトレイの利用には
もちろん不利点もあります。

初期コストが高いことや、
専門的な技術が求められること、、、



他の利点と合わせて
ちょっと考えてみてください~。





(池田)





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