5月末に6号鉢に植えたシクラメンが大きくなってきました。
そこで、「葉分け」作業を行うことにしました。
例年、早い株でも8月中旬~8月下旬に始める作業ですが、
今年は1か月早く進んでいます。
「葉分け」は葉柄が20㎝以上に伸びたらおこないます。
ちなみにこの「20㎝以上の葉柄」ですが、
従来栽培法では8月に葉分けをおこなっていたため日長が短く、
遮光栽培もしていたため、
葉柄もすぐに伸びていたように感じますが、
今の時期は日長が長く、遮光時間も短くしたため、
なかなか葉柄が伸びていかない印象です。
梅雨が長引いてやっと伸びてきた印象です。
灌水する「水」が変わって、生育が早くなるのは良いのですが、
日長までは変えられませんね。来年は要検討です。
上から見ると用土は葉で見えなくなり、鉢の縁がわずかに見えている程度です。
まずは、花と蕾・黄化葉を取り除きます。
(この取り方も従来栽培法と異なります。)
(毎日灌水するので、花茎や葉柄がなかなか乾燥しません。)
葉や花茎は付け根から取り除きます。
中央を開き、葉を1本1本確認しながら、
交差の無いようにそろえていきます。
塊茎付近の幼芽に光を当て、葉数を増やしていきます。
同時に蒸れを解消し、株元の風通しを良くすることで、病害虫を未然に防ぎます。
また、薬剤散布時など、薬剤が株元にかかりやすくなります。
綺麗に放射状に葉分けが出来ていると、「花寄せ」の際、中央に花を集めやすくなります。
リングをつけて完成。
最初なので、軽めのリングを使用します。
この作業をおこなうと、鉢と鉢とのスペースが広くなります。
したがって、今までガラスハウス2棟分で事足りていたのですが、
3棟分にスペーシングを行いました。
(約3㎏の鉢を3鉢持って1日2万6千歩を歩くと2日でスペーシングが完了します。)
9月ごろにはさらに4棟分までスペーシングをおこないます。
(それまで、スペーシング予定のハウスでは別の植物を栽培します。)
葉柄が長くなったものだけ、葉分けをしていきます。
残っている株も来週・・・は大型連休だった。。。人手が無いや。
再来週には大半が葉分けを終えます!
1回目の葉分け(ハーフ)作業。
従来栽培では8月中旬~10月いっぱいまで、3回~4回の葉組作業をおこなっていましたが、今年はやろうと思えばもっとできるんじゃないかと思っています。
他の植物の作業もあるので、そこまではおこないませんが。。。
関東も来週中には梅雨明けする予報です。
シクラメンにとっては厳しい蒸し暑さの時期になりますが、
酸素水の灌水で乗り切っていきたいと思います。
(手灌水なので大型連休がネック・・・)
(長嶋)
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