2020年7月17日金曜日

栽培の敵

こんにちは。学部4年の栗田です。

ここ数日、雨が降ったり、暑かったり、肌寒かったりと、不安定な天気が続いていますね。このような日々は体調を崩しやすくなりますので、みなさまも体調には十分お気をつけください。
またコロナウイルス感染者数もなかなか減少傾向にならない日々が続いていますので、感染対策を怠らず、しっかり対応していきましょう!

さて、私は毎度毎度、自身の実験植物である「ヨモギ」について紹介していますが、今回もヨモギについてです。

今回はヨモギについていた栽培上の敵である「害虫」について紹介します。

まずは私のヨモギをむしばむ害虫の姿をみなさまに見てもらいたいと思います。

こちらです!




こちらはカメムシ目コナカイガラムシ科に属する種です。雌成虫は34mmの楕円形で白色のロウ物質で覆われています。
幼虫と雌成虫が枝、葉、果実に寄生し、果梗部や枝の分岐部、果実と葉の重なった部分などに多く存在するとされています。
大量の甘露を排泄し、果実や葉にすす病が発生する原因となってしまいます。
また、発生量が多いと新梢の生育が停止し、枝の枯死を引き起こします。
(参考:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫 」)

これらの防除には農薬が有効であるとされていますが、先述の通り、成虫はロウ物質で覆われているため、農薬が効きにくいという報告があります。そのため見つけ次第取り除く必要があります。

当ハウスでも、これらを取り除くため薬剤散布を行いましたが、ここ数日の間に、また少し繁殖してきたようです。完全に取り除くのはとても大変ですね。

幸い現時点ですべて枯死してしまうような大きな被害は出ていませんので、これからも継続的に対応していきたいと思います。


(学部4年:栗田)
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