2016年9月29日木曜日

うーさーぎおーいし

ぐずついたお天気が続いて、
ふと気が付けば秋も最中になっていた関東です。













ヒガンバナ咲く対岸の圃場には、
パンジーやハボタンが広がり始めました。


この季節、露地で植物を栽培することは大きなリスクを伴います。
特にこの広いキャンパス内には多くの植物や手付かずに近い森があり、
農作物にとっての害虫や害獣、害鳥もたくさん住み着いているのです。

苗を外に移動する前から殺虫剤や忌避剤を利用し備えていますが、
それでも先住民族には勝てないこともあります。


金曜日に移動したハボタンが、月曜日朝には哀れな姿に・・・











犯人の姿は捉えられませんでしたが、物的証拠が残っていました。















キャベツと同じアブラナ科Brassica属ですから、さぞかしおいしかったことでしょう(白目)


パンジーもポット上げした翌日に・・・











カラスに遊ばれていました。

準備は万端のつもりだったのですが、
今年の敵はなかなか手強い相手のようです。


害虫対策としてはハウス内より頻度を上げて薬散をすること。
農薬は即効性のものと緩効性のものを組合わせて使用すること。

害獣対策としては、電柵などで物理的に侵入を防ぐこと。
イヤ~な臭いの忌避剤などを使用すること。














害鳥対策としては、圃場の近くにいたら脅しをかけて危険箇所と思わせること。
ラベルを空から目立たないようにすること。















最近では、圃場の見回りを増やし、
カラスを見付けたら追いかけ、
ウサギのふんがあったらバリケードを作り、









植物よりも動物のことを考えているような気がする今日この頃です。





(池田)





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