カリブラコアは花色の幅や模様が多様化しており、面白い形質を持った品種が数多くあります。
はじめは様々な品種を眺めて楽しむだけで満足していましたが、最近は勉強の意味合いも込めて育種素材として観察するようにしています。
実際に栽培していると、花色や模様だけでなく、品種ごとの生育特性に気が付きます。
適した生育環境・生育のスピード・分枝性など、、、
交配育種によって、花色や模様はもちろんのこと、特性の幅を広げられる点に改めて関心が湧いてきました。
この品種とこの品種を掛け合わせたらどんな個体が生まれるのだろうか、、、
そこで、気になるならば自分で交配し、採種・育苗をすればわかるのでは?と考え、採種したF1 種子を早速播種してみました。
播種というと、セルトレイに播いたり、直に露地に播いたりと様々な方法がありますが、今回はシャーレに播種する方法を用いました。
シャーレへの播種は、発芽率を調査(発芽試験)する際によく使われています。
シャーレに播く利点としては、滅菌されているためにカビが生えにくいことや、密閉することで湿度を保てることなどが挙げられます。
また、発芽を促進するジベレリン処理などの操作をおこないやすいことなども利点です。
水切れを起こさないよう、定期的に水やジベレリンを与えて待つこと2週間、、、
いくつかの種子が発芽しました!
このまま放置すると腐ってしまうので、子葉が展開したタイミングでプラグ上げをおこないます。
カリブラコアは発芽率が悪く、発芽のタイミングも異なるため、発芽したものから順次プラグに上げていきます。
苗に傷がつかないよう、ピンセットを使って丁寧にプラグへと移します。
プラグ上げした様子
今回プラグ上げした数はわずかですが、今後次々と発芽してくれるのを期待して待ってみようと思います。
(学生:修士1年:井上)
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