2016年8月1日月曜日

ヨモギプロジェクト

一昨日、昨日と山形県の最上地方へ行ってきました。その目的は、ヨモギを休耕地で栽培すること。

私たちの身近なところにあるヨモギですが、ヨモギは新芽の部分を加工して草餅の原料に使われたり、モグサ(艾)の原料に使われたり、漢方薬(艾葉)や薬湯としても利用されています。止血作用もあり、私の子供の頃は山で遊んでいて擦り傷や切り傷くらいなら、その辺のヨモギの葉を摘んで、軽くもみ傷口に塗っていたものです。赤チンもありましたが・・・。

そのヨモギですが、山へ行って採取してくることが普通ですが、しだいに集落の高齢化や、山の荒廃により、集められる量にも限りが出てくるようになりました。

栽培となると収量と生産性を考慮しなければなりませんので、その地域の自生の目的に合った良い系統を選び、単位面積当たりの収量を検討する必要があります。



私たちのハウス内には、全国各地から収集したヨモギ(約140系統)のコレクションがあり、そのヨモギの特性の評価を行なっています。その形状や成分などから、目的に合ったヨモギを推定することが可能です。

地方の耕作地の有効活用、集約的生産、ヨモギの優良系統の開発と増殖、多面的な利用の普及を目的として、またしばらく山形新幹線の旅を続けることになりそうです。

  

  (渡辺 均)

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