2019年11月4日月曜日

5年目のキャベツ

201695日の花卉・苗生産ブログで、「キャベツは踊る?」というタイトルで、踊りハボタンのようにキャベツも「踊る」のかをご紹介しました。あれから3年が経過し、ジャパンフラワーセレクションの栽培ハウスの片隅で、黒沼先生から液肥のおこぼれを貰いながら5年目のキャベツが今も生長を続けています。

201695日の花卉・苗生産ブログ


まだ細かった茎は、一見すると巨木の幹のように太くなり、そこから大小のたくさんの芽を伸ばしています。



5年目のキャベツの株元


多数の芽を伸ばした5年目のキャベツ


今年も結球することなく、この札幌大玉系品種は来春には枝先にたくさんの花を咲かせることでしょう。4年前のセンター祭で、鉢植えとして2,000円で販売して売れ残ったこのキャベツは、運よく(?)野菜として食されて一生を終えることもなく、春には無数の花を着け、かたちを変えて毎年生長し続けています。もちろん、枝先の新芽を摘んで、キャベツとして食べることも、春先に蕾を摘んで菜の花の代用として食べることも可能です。

私たちが植物とどう関わるのか・・・。その多様な関わり方の面白さを多くの方々にお伝えできればと思っています。


(渡辺 均)


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