7月も半ばを過ぎましたが、まだまだ雨模様は続きそうです。
去年は異常な暑さが記憶にありますが、同時期の天候についてはどうだったか記憶が曖昧ですね。
薬草園では、食べると不味い、危険な毒を含むものもあれば、ハイキングで見かけるような美味しい山菜も植わっています。
これまでにも何度か美味しくいただける山菜を記事にしましたが、今回は山のアスパラガスとも呼ばれるシオデについてご紹介。
シオデSmilax riparia var.ussuriensis はサルトリイバラ科シオデ属の落葉つる性木本で、日本各地の山地でみられます。
つる性ということで、他の植物などに絡みついて伸び、5本の葉脈の目立つ葉が不規則に互生します。
雌雄異株で、夏頃にウドのような球状の散形花序には、淡い黄緑色の花が多数つきます。
花の後には球状を維持した液果がつき、秋頃には黒く熟します。
根茎を乾燥させたものは、は馬尾伸筋(ばおしんきん、ばびしんきん)と呼ばれる生薬になり、血行促進、関節炎、リュウマチに効果があるとされています。
食用としては熟した果実…ではなく、これもウドなどと同様に春先に伸びる若芽部分を。
直径5mm~1cm程度の太い茎の食べ頃といわれますが、山採りではなく自身で育てて食べようとすると、かなり長い株の養成が必要になります。
秋頃に果実から取り出した種子を播いてスタートすると、育苗に2年半程度、定植してから3~4年以上して、ようやく収穫にこぎ着けるため、生産性がよいとはいえませんね。
山菜を栽培する農家さんも多くいますが、シオデに関しては栽培期間の長さと収量の低さから、営利栽培はあまり行われていないようです。
山のアスパラガスとも呼ばれ、山菜の中でもくせが無く、味が良いとして親しまれているシオデ。
発芽率の向上、発芽日数、育苗期間の短縮、収量向上につながる栽培、収穫方法の検討…営利栽培ができるようになるまで、まだまだ課題は多そうです。
(安藤匡哉)
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