先週の日曜日(5月12日)は、「母の日」でした。
皆様は、お母様、日頃お世話になっている方、そして大切な方への感謝の気持ちは伝えられましたでしょうか。
さて、第11回は、ジャーマンカモミールをご紹介いたします。
ゴールデンウイーク中、個人的に、茨城県の「国営ひたち海浜公園」に行きました。
国営ひたち海浜公園は、7つのエリアに分かれているのですが、私は「砂丘エリア」に存在する「香りの谷」に興味を持ち、訪れてみました。
「香りの谷」には、クラフト用・料理用などの目的別に、様々なハーブが植栽されており、その中の1つとして、ジャーマンカモミールがありました。
ジャーマンカモミール(Matricaria recutita)は、キク科コシカギク属の一年生草本植物です。
「カモミール」とは、古代ギリシャ人がこの花の香りから、この花を「大地の(chamai)リンゴ(melon)」と呼んだことに由来すると言われています。
同じく「カモミール」と呼ばれる、キク科のローマンカモミール(Chamaemelum nobile)は、多年生草本植物であり、ジャーマンカモミールとは別属の植物です。
ジャーマンカモミールの主な産地は、イギリス、エジプト、ドイツ、ハンガリーなどです。
ジャーマンカモミールの花を観察すると、非常に可憐な花が複数咲いていることが分かります。
精油(エッセンシャルオイル、植物の芳香物質を抽出したもの)を製造するためには、この小さな花が沢山必要となります。
製造されたジャーマンカモミールの精油(カモミール・ジャーマン)は、「カマズレン」と呼ばれる特徴成分を含んでいるため、濃青色を呈しています。
非常に面白いことに、この「カマズレン」と呼ばれる成分は、ジャーマンカモミールの生花には存在しておらず、花を乾燥させて蒸留し精油を得る過程の中で生成されることが分かっています。
ジャーマンカモミールの花は、甘くてフルーティーな香りがします(私個人の感想です)。
ジャーマンカモミールのドライハーブは、リラックス効果があると言われており、ゆっくり眠りたい時などに、ハーブティーに利用するとよいでしょう(個人差があります)。
「母の日」に感謝を伝えられなかった方も、1週間遅れの「母の日」に、お花とジャーマンカモミールのハーブティーのプレゼントはいかがでしょうか。
(学部4年:下重)
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