2017年9月7日木曜日

雑草という草はないのです

梅雨を感じない内に夏になったと思ったら、
今度はいつの間にか秋になっていますね。
日本の四季はどこへ出張中なのでしょうか・・・?



さて、タイトルにあるのは、
かつて昭和天皇が仰られたというお言葉。

「雑草」と呼ばれるのは、人にとって都合の悪い植物、
景観や他の栽培品目を脅かすものとして邪険に扱われていますが、
どの植物にも固有の名前があり、
使い方によっては「利用価値の高い植物」や
「オシャレなグリーン」ともなり得ます。

例えば、イネ科やカヤツリグサ科は
「雑草」を代表する植物が多い印象ですが、
食用となるタケやグラス(飼料用)はもちろん、
グランドカバーに利用されるシバ、
ヨーロッパでガーデン用に高い人気を誇るススキなど幅広く活用されています。











フェスツカやカレックスなどは、林道の土留に使われたり、
イングリッシュガーデン、グランドカバーとしても需要があります。
     
 
キク科タンポポだって、外で咲いているのを見るのと、
苗として生産している状態だと感じが違います。














畦道によく生えているアカネ科フタバムグラは、
薬用植物としても利用されているそうです。


マメ科クローバーは、かつては梱包の詰め物として使われており
牧草や緑肥植物としても機能的ですが、
最近は園芸品種の取り揃えも豊富!











見方によって・人によっては、どれも「雑草」ですが、
名を知り、利用方法を考えると、まったく違ったものに見えてきます。



1000属検定は園芸業界に身を置く上で、重要な指標になるのはもちろん、
自分の中でその植物の価値を高めることに繋がるのだなと
しみじみ考えながら、、、、

ハウス内の除草をしました・・・!




(池田)




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