2017年9月25日月曜日

長嶋技術職員が平成29年度全国大学農場技術賞を受賞!

 921日~22日に佐賀市内のホテルで平成29年度全国大学附属農場協議会が開催されました。 そこで、花卉・苗生産部の長嶋豊之技術職員が全国大学農場技術賞を受賞されました。



この賞は大学の附属農場などで専門的な技術により農場の発展に貢献した技術職員に贈られるものです。花卉・苗生産部では、石井義久技術専門職員に次いで2人目、当センターでは3人目の受賞者です。



受賞理由は「高品質鉢花生産技術の開発と技術教育に対する貢献」。



長嶋技術職員が花卉・苗生産部へ着任してから10年近くになりますが、その間、鉢花生産に関する技術開発・商品開発と高品質化に取り組み、それらの成果を実践的な実習教育に取り入れたことが高く評価されました。大学の鉢花生産に新たらしい「企画」と「規格」を取り入れて実践して来られた当事者でもあり、従来の体験的な農場実習から本格的な花卉生産実習に変換することができたのも長嶋技術職員の功績です。



花卉・苗生産部ではすでにおなじみの母の日や頒布会などのテレビやネットを利用した鉢花販売が実現できたのも、播種や定植から出荷までを綿密に計画し、納期にピタリと合わせ、品質の高い鉢花を大量に生産する技術を開発したからこそですね。



その成果の一部をご紹介します。





 母の日向けの鉢花生産

カリブラコア‘ミリオンベル’(7号鉢) 母の日向けのテレビ販売で一度に5,000鉢を生産したことも・・・。ハウスの端から端まですべての鉢花が同じ生育ステージ!






 母の日向けペチュニア‘さくらさくらシリーズ’

花卉・苗生産部の定番商品です。画像のように鉢の中心部にも花を同時にたくさん着けるのは結構難しいものです。






 頒布会向けのマンデビラ‘サンパラソル’

鉢底から先端まで120㎝! これまで生産した鉢花の中で最大

届いたお客様もびっくりするような大きさでした。ベンチに上がって蔓を誘引したことも・・・。






 箱詰めを待つばかりのペチュニアと長嶋技術職員

実習の学生さんやパートさんが気持ちよく作業ができるように準備を怠りません。



今後も長嶋技術職員による新たな「企画」と「規格」によって、どのような鉢花が花卉・苗生産部から生まれるのか楽しみですね。



花卉・苗生産部の活動を継続して14年目になりますが、先輩たちが築き上げてきた園芸技術の継承と次の世代を担う若者達への実践的な教育・研究の場として、さらなる活動を展開して行きたいと思います。



 (渡辺 均)


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