2017年1月11日水曜日

輝く赤い実


 正月太りをなんとか解消しようと思うなか、新年会にてたらふく食べてしまう今日この頃です。
 暖かいものは美味しいですね。
 遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 正月三が日は暖かかったものの、今週末には大寒波が押し寄せるとのことで、まだまだ寒さはこれからが本番ということでしょうか。

 日本は四季の移ろいがあることで、多様な植物種が自生していますが、熱帯原産などの寒さに弱い植物にとっては越冬が厳しいため、冬場は温室内から出せないものも多くありますね。
 一方で、これらの地方に自生する植物は、個性溢れる見た目で楽しめるものも多いのも事実。




 この赤く丸い果実が連なった可愛らしい姿のジュズサンゴもそのひとつです。
 ジュズサンゴは非耐寒性ですが、地上部が枯れても根が枯れなければまた芽が出てきます。
 また、半つる性のため茎の伸長がよく、半日陰でも生育可能な耐陰性を示すことから、下草としての利用に適しています。


 数珠珊瑚(ジュズサンゴ)の名前は、数珠のような果実が紅い珊瑚玉のように見えることから。
 実の付き方を見れば納得ですね。



 薄く光って見える赤い果実には、サボテンの花など限られた植物種がもつベタレイン系色素を含んでいます。
 ジュズサンゴの果実から抽出した色素は、ワインや菓子類の着色のほか、衣類の染料にも一役買っています。



 赤い果実部分を取り除いた種子。
 水で膨らんだチアシードのような、ぼんやりと白っぽい曖昧な輪郭の不思議な見た目をしています。
 増殖用として来年度に播種予定です。


 北米南部~南米の原生地では雑草のように生えているとのこと。
 多くの実をつけたジュズサンゴの群生した光景も見てみたいものですね。


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