2016年5月25日水曜日

マリーゴールド出荷調整&シクラメン用土作り


 朝晩は過ごしやすい気温ですが、昼の日差しが厳しくなってまいりました。

 温室内では、何もせずともジワッと汗が出てくるほどです。

 まだ5月ですが、水分補給はしっかりとりましょう。


 今日の3年生の作業は、まず播種から手掛けてきたマリーゴールドの出荷調整をおこないました。



 4色ミックス各6ポット、合計24ポットを選び、出荷用のトレイを作ります。

 たとえシリーズが同じでも、カラーによって生育状況には多少の差がみられます。

 今の時点ではイエローの背が高く、まだ咲きそろっていないタンジェリンの背が低かったので、イエローを真ん中に、タンジェリンを端に配置して、トレイ全体でこんもりとした形となるように並びを決めています。


 同じ色の株でも微妙な背の高さの違いがあるため、高さが揃うよう慎重に株を選んでいきます。

 株を変えたり、向きを変えたり…見た目重視、速さよりもセンスが問われる作業ですね。

 さて、市場ではいくらの値がつくのかな?




 出荷調整の後で、シクラメン用土の作成をおこないました。

 苗生産部では、基本的に用土は自動ライン上で作成した土を使用しますが、シクラメン用土は加える土や肥料の種類が多く、微妙な調整が必要なため、スコップによる手作業により、用土を配合・混合します。


 コンクリートの床に直接、土や肥料を積み上げていきます。

 ここでのポイントは、パーライトやバーミキュライトなどの軽いものを下に、赤玉土などの重いものを上に積むこと。

 逆にしてしまうと、土を混ぜ込む際に軽いものが上に集中して均一に混ざらなくなってしまいます。


 山のように積み上げたら準備完了。

 スコップを両側から交代で積み上げた山の端からすくい取り、スコップを返して混ぜながら少し離れた場所にもう一度積み上げていきます。

 2人の息が合わないとスコップがぶつかったり、山の形が崩れてしまいます。

 なんとなく餅つきを思い出してしまう光景です。


 自動化や市販品の多様化が進むなかにあっても、植物に合わせた土の配合や混ぜ方は、大切な技術として受け継いでいきたいものですね。


安藤 匡哉


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