2015年8月4日火曜日

イランイランノキ

花卉園芸必修1000属検定ハウス内でイランイランノキ(バンレイシ科 Cananga odorata (Lam.) Hook. f. et T.Thoms. )の花が咲いています。

花弁は線形で、花は咲き始めが緑色、開花が進むにつれてしだいに黄色くなります。着色するにつれて何とも言えない香りを発します(実際に嗅いでいただきたいのですが・・・)。横から見るとどこからどこまでが花かわかりませんが・・・。

下から見ると雄ずいと雌ずいが確認できます。

この花を水蒸気蒸留して香水原料を抽出し、単用もしくは他の香水とブレンドして使用されています。リナロールを主要成分とすることから、ストレス軽減、リラックス効果があるとされアロマテラピーなどでも使用されています。

生花では香水のようにはっきりとした強い香りではありませんが、植物として観賞性や芳香性があり、比較的寒さにも強い(冬期は5℃以上必要)ことから、室内向けの鉢植えとしてもっと普及しても良い植物ではないでしょうか。花をただ観て楽しむだけではなく、花や葉から発する香りを楽しむことも植物の楽しみの一つであることが、もっと広がっても良いのではないかと思います。


   (渡辺均)

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