先日、薬用植物の調査で愛媛県に行ってきました。急峻な山道伝いに昔は40軒ほどの集落があったそうですが、現在は2軒しかない限界集落です。その内の1軒は、おばあさんが一人で暮らしています。薬草は古くから人家の近くに植えられ、怪我や病気の際にすぐに利用されてきました。そのような場所に行くとすぐに何種類もの薬草を目にすることができました。
竹節人参
裏庭にはイワタバコの大群落。
昔、山から採って植えられたそうです。
キハダの幼木
薬草も豊富だったのですが、野菜の在来品種も豊富でした。戦前から自宅で毎年種子を採っていたそうです。今ではあまり目にすることがないキュウリや太くて短いゴボウ・・・。品種名を聞くとすでにもう販売されていないような品種だったり、名前がなかったり・・・。
キュウリの在来品種
ゴボウの在来品種
この集落に人々の生活がなくなってしまえば、これらの植物も消滅してしまいます。その地域の文化として、人々の生活と密接に関連しながらこれらの植物は利用され、守られてきました。貴重な植物資源としても守り続けて欲しいものです。
(渡辺均)
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