2015年8月27日木曜日

扇の風に乗って・・・

先週ご紹介したピレスラムの精製
(http://naeseisan2.blogspot.jp/2015/08/blog-post_20.html)、
今日はその後のお話です。


目の細かさが様々なふるいを用い、
大きなゴミを取り除きました。



















ここから更に、小さなゴミを除きます。
でも、種子と同じ大きさのゴミは、なかなか仕分けられません。

そこで登場するのが、技術職員愛用の扇風機!





















扇風機の風に乗せるように、ぱらぱらと落としていきます。

すると、重みのある種子は扇風機の近くに、
軽いゴミは扇風機から離れたところにふわりと着地します。
















近いところと遠いところで分けて集めます。

近いところ

























これだけ見ても分かりにくいかもしれませんが、、、


遠いところ





















近いところの収集物と比べて、かなり粉っぽいです。


種子の大きさは、1mm前後ですので、
近いところのシャーレの中には、
何百、ひょっとすると何千もの種子が集まっています。













(写真右は先の尖ったピンセット)


この精製方法は、風選と呼ばれ
軽い不良な種子やゴミを風で飛ばし、良い種子を選別するために、
様々な器具や機械が開発されてきました。
イネで使われてきた唐箕や箕も同じ原理です。

一度、風選したものを再度かけるとかなり精度が上がります。

精製が終わったら次は播種。
需要の高まる冬の前に苗を作り上げるには、
急いで播種をしなくてはなりません。





この時期は、ピレスラムだけではなく、
秋冬のイベント事や依頼苗、センター祭などのために
ハボタンやパンジーの播種にも追われています。
暑いのに、最近見ているものは冬の苗で、なんだか不思議な心地です。

バテる暇はありません。
夏は、やりたいことが一杯ダ―!!




(池田)





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