先週ご紹介したピレスラムの精製
(http://naeseisan2.blogspot.jp/2015/08/blog-post_20.html)、
今日はその後のお話です。
目の細かさが様々なふるいを用い、
大きなゴミを取り除きました。
ここから更に、小さなゴミを除きます。
でも、種子と同じ大きさのゴミは、なかなか仕分けられません。
そこで登場するのが、技術職員愛用の扇風機!
扇風機の風に乗せるように、ぱらぱらと落としていきます。
すると、重みのある種子は扇風機の近くに、
軽いゴミは扇風機から離れたところにふわりと着地します。
近いところと遠いところで分けて集めます。
近いところ
これだけ見ても分かりにくいかもしれませんが、、、
遠いところ
近いところの収集物と比べて、かなり粉っぽいです。
種子の大きさは、1mm前後ですので、
近いところのシャーレの中には、
何百、ひょっとすると何千もの種子が集まっています。
(写真右は先の尖ったピンセット)
この精製方法は、風選と呼ばれ
軽い不良な種子やゴミを風で飛ばし、良い種子を選別するために、
様々な器具や機械が開発されてきました。
イネで使われてきた唐箕や箕も同じ原理です。
一度、風選したものを再度かけるとかなり精度が上がります。
精製が終わったら次は播種。
需要の高まる冬の前に苗を作り上げるには、
急いで播種をしなくてはなりません。
この時期は、ピレスラムだけではなく、
秋冬のイベント事や依頼苗、センター祭などのために
ハボタンやパンジーの播種にも追われています。
暑いのに、最近見ているものは冬の苗で、なんだか不思議な心地です。
バテる暇はありません。
夏は、やりたいことが一杯ダ―!!
(池田)
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