2020年9月7日月曜日

キハダ ~ その後の生育 ~

3月と4月のブログに薬木として利用されるキハダの種子の精製と播種後の発芽についてご紹介しました。4月の時点では約18万粒の播種数に対して、発芽数はたったの3本でしたが・・・。

 

http://naeseisan2.blogspot.com/2020/03/blog-post_16.html

http://naeseisan2.blogspot.com/2020/04/180000.html

 

あれからおよそ5カ月が経過しました。5月~6月にかけて次々と発芽が始まり、現在何本あるのかカウント不能なくらいになりました。生長が進むにつれて、次第に露地圃場では灌水管理が追い付かなくなったため、水栓が近く、目の届きやすい中庭へ移動させました。下の画像のように現在は、播種容器のカラーコンテナを覆い隠すほど生長しました。

 


 

発芽から数ヶ月で、大きいものは高さが150㎝を超え、この生育の旺盛なことと、連日の猛暑と晴天のため、1日2回以上の灌水が欠かせなくなりました。秋までにどこまで生長するのか・・・。

 

さらに厄介なのは、アゲハの幼虫による葉や茎の食害です。キハダはミカン科の植物ですので、アゲハの幼虫の食草です。どうしてこの場所がわかるのか、次から次へと飛来しては、小さな黄白色の卵を大量に産み付けていきます。幼虫が小さいうちは、まだ被害は少ないのですが、しばらくすると丸々と太った幼虫は、葉だけではなく頂芽も食べてしまうので、気が気ではありません。

 

ご近所に昆虫少年がいたら、喜々としてみんな持って行ってくれるのでしょうけどね。でも、また成虫になって戻って来ますね~。

 

(渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

0 件のコメント:

コメントを投稿