燻煙剤とは、農業生産用の「バル○ン」だと思って頂ければ、わかりやすいかと思います。ハウスを密閉させた上で、モクモクと農薬を炊き、温室内にいる害虫を駆除します。当然、噴霧型の農薬も定期的に散布していますが、蝶や蛾などに関しては、常に植物体付近に居座っている訳ではないので、なかなか対処が難しいです。そのため、燻煙剤を使うことで、一気に仕留めてしまおうという作戦です。但し、燻煙剤はお値段が張ります。
退路だけを残し、ハウスを密閉させます。これは、燻煙剤の効果をしっかりと発揮させることに加え、周辺(特に人)への悪影響を防ぐためです。締め切りにして、1晩放置するため、シトシトと雨が降り、翌朝温度が上がらない日が最高のコンディションといえます。
今回はこちらの燻煙剤を使用します!ダニに効く燻煙剤はあまりありませんので、今後も重宝しそうです。また、殺菌剤の燻煙剤も市販されています。
この薬剤は下記の写真のように、カン内部のろうそくの先端のようなところに、マッチと同じ要領で、手に持った紙の茶色部分を軽くこするだけで、発煙が開始されます。
発煙が開始したら、すぐに温室から待避!吸うと大変危険です!温室からの漏れがないか?薬剤はしっかり発煙しているか?などを温室の外から確認していきます。下の写真のように、しっかりと発煙していることを確認しました。
様々なタイプの農薬をシーンに合わせて、上手く組み合わせていきながら、病虫害を最小限にとどめていきたいですね。
黒沼
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