柏の葉キャンパス内の圃場では、例年に比べて害虫の発生が多いように感じられます。 今年の冬が暖冬だった影響が大きいようですが、定かではありません。皆さんのところはいかがですか。
知り合いの生産者も、今年は防除のための農薬の散布量が例年に比べて多いと話されていました。その分、生産コストや労力が余計にかかってしまいます。
ハウスの中だけではなく、ハウスの外の小さな雑草にまで、アブラムシ、オンシツコナジラミやハモグリバエ、スリップスが大量に発生しています。今までは、このようなことはありませんでした。せいぜい、春先にアブラムシを目にするくらいでした。
ハウスの外にある生産と無関係な植物には、出来るだけ農薬をかけたくありませんが、その近くを通る作業者の体に付着して、ハウス内に持ち込まれるリスクはゼロではありません。そのため、徹底的に除草をするか、農薬を散布するしかありません。
一方で、普段あまり見かけない昆虫もシロザ(アカザ科)に大量に発生していました。下の画像のように、葉は葉脈を残して食べつくされています。
上の画像の葉裏にいる緑色の扁平な奇妙な形をしているのがカメノコハムシの幼虫です。あまり聞いたことがない名前かも知れませんが、おもにシロザを食草としています。成虫も扁平でとても面白い形をしています。
子供の頃には、この不思議な姿に魅了されましたが・・・。
気候変動などにより、生態系のバランスが崩れ、ある特定の生物が大量に発生する・・・。以前から言われていることですが、すでに私たちの身近な環境でも、そのような現象を目にするようになってきました。
(渡辺 均)
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