2020年6月30日火曜日

パッパ(88)とセル上げ

 今日ご紹介するのは、共同研究のペチュニアのセル上げについてです。他大学との共同研究のため、今年度は依頼のあったF2個体を200個体管理する予定になっています。F2個体はシャーレのゲル上に播種されたものを引き取り、セル上げし、株を育成していきます。

受け取ったペチュア

 今回は、288穴(通称:ニーパッパ)のセルにセル上げしていきます。これくらいの量であれば、パッパ(88)と終了させなければなりません。笑

セル上げ後の様子

 シャーレやプラントボックスで管理されていた植物は、常に過湿状態にあったため、セル上げ後は、1日に何度か霧吹きをして、ならしていく必要があります。問題無く大きくなってくれることを願っています。

 QTL解析などの研究手法では、100個体程度の個体の表現型や遺伝子型を調査する必要があります。私たちの研究室では、100個体の育成は決して多い数値ではありません。そのため、こうした「栽培や生産という力」と「何か」を掛け合わせることで、独創性豊かな研究が出来ればと思っています。
 言うは易く行うは難し。これはパッパ(88)と解決できませんので、じっくり丁寧に進めていく必要があります。笑


黒沼

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