2017年4月13日木曜日

いろいろいろ

ハウスの中でオステオスペルマム(キク科Osteospermum)が咲き誇っています。


















母の日に合わせた出荷です。

オステオスペルマムの園芸品種には様々な花色があります。

青~紫~赤の色彩を示すアントシアニン系の品種と



















赤~橙~黄の色彩を示すカロテノイド系の品種、
(写真は下に・・・)

同じ属の中でどちらの色素系統も持つ品目は多くありません。
オステオスペルマムは、花色の豊富さにおいて、
プリムラやパンジー、ビオラ、カリブラコアなどと並ぶ重要品目です。


オステオスペルマムの花は、キク科特有の構造をしており、
中央に密集する筒状花と、それを取り巻く舌状花に分けられます。
それぞれに色があり、
筒状花と舌状花の色彩が違うものと同じものとがあります。






舌状花の色が近くても、中央の筒状花の色が異なると、
受ける印象がずいぶんと違いますね。

このことにより、さらに色幅が広がり
鉢花だけでなく、花壇、造園用にも人気の品目です。


半低木(宿根草)のため、放っておくと伸び過ぎるきらいはありますが、
性質は強健で育て易い方なので、
スリップスなどに気を付ければ長く花を楽しめます。
暑くなると花色が落ちてしまったり、
花が咲かなくなったりしますが、
これからの季節がオステオスペルマムのベストシーズン。
花柄もこまめに摘めば次々と開花しますよ~




(池田)




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