強風吹きすさぶなか、帰宅時に直撃するゲリラ豪雨があったかと思えば、夏を感じさせるような暑さの日もあり、不安定な気候が続きますね。
さて、今週はじめの月曜日、柏の葉キャンパスに青森県弘前大学の花卉園芸学研究室の先生や学生さんが訪ねて来られました。
研究室の先生である本多准教授は、渡辺准教授の後輩にあたる方だそうで、学会などで度々交流があったのですが、今回ついにこちらのキャンパスに来ていただくこととなりました。
先生方は大学時代の修士2年と学部4年生の関係ということで、かなりフランクな距離感で会話を楽しんでいらっしゃいました。
月曜日は、柏の葉キャンパス内の圃場や苗生産部、研究施設を見学されました。
青森県から千葉県に来て、まず暖かさと桜の開花にビックリ。
こちらでは既に満開は過ぎて、花が散ってゆくばかりという状態ですが、あちらではまだ蕾の状態で花見もできないということで、国内においてもそこまで気候の差があるのかと驚きました。
見学では花卉類だけでなく、薬用植物にも興味を持たれていました。
関東平野と東北の先端では、生育適温の違いから、栽培可能な植物がだいぶ違いそうですね。
明くる火曜日、研究室ゼミの時間に、我々の研究室の学生代表として、修士2年の井上くんと、お招きした弘前大学の学生さんによる自身の研究発表、そして本多先生によるミニ講義をしていただきました。
弘前大学の学生さんの研究テーマはデルフィニウムを用いた種子繁殖について。
普段、我々が研究対象としている植物や実験とは異なる内容に、皆真剣な面持ちで発表を聞き、発表後も積極的な意見交換をおこないました。
本多先生の講義は、現在ご自身が関わるプロジェクトのひとつとして、『ネパール大震災後のヒマラヤ』というテーマのもと、農業の観点から復興計画を立てるために訪れたネパールの風景や自生植物の様子をご紹介していただきました。
海抜0m付近から、標高4,000mを遥かに超える山々まで多様な環境をもつ国土には、様々な植物資源が眠っているということで、それらの中から適地適作の可能な植物種を選定し、持続可能な農業を目指した計画を立案するため、今年もまたネパールを訪問するとのこと。
観光地ではなく、発展途上のインフラ整備もままならない村の風景や、そこに住まう人々の暮らしぶりの生の部分を丁寧に解説していただき、国内だけでなく世界に目を向けた先生の熱い講義は、予定時間を若干オーバーするほどとなりましたが、とても貴重で素晴らしい時間となりました。
今度はこちらが弘前大学に乗り込むかもしれませんね。
その際にはまた楽しい時間を得られることでしょう。
弘前大学の皆様、ありがとうございました。
(安藤 匡哉)
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