先日、カンナのセル苗出荷がありました。
カンナは発芽が揃わず、発芽率も低いと聞いていたので、
たくさん播種しておきました。
(播種と発芽の様子http://naeseisan2.blogspot.jp/2017/03/blog-post_23.html)
128穴セルトレイと、念の為に育苗トレイにもバラバラと。
と。。。
発芽してビックリ!
予想に反して8割ほどが一斉に発芽してきました。
吸水の仕方が良かったのか・・・
嬉しい誤算です。
(育苗トレイバラ播き)
余ってしまった苗も、出荷までは栽培を続けます。
出荷が終わると、余剰苗は一週間後に廃棄してしまいますが、
生育を見るのに一部ポット上げしています。
セル苗は、よく根が張っており、
地上部を手で引っ張ってもスルリとセルから離れます。
育苗トレイの苗は・・・
太い根が絡まり合い、もはやマット状に!
株を一本ずつに分けようとすると、ブチブチブチっと根が切れる音が。
図らず密植になってしまったせいではありますが、
株も徒長気味でヒョロヒョロしています。
四方八方に根が広がり、まとまりがないため、植え付けも悪戦苦闘。
根が土から飛び出したり折れたりしてしまいます。
発芽までの期間が長い樹木苗や、
束で植付けするイネ、
発芽率が低い種子、
セルトレイではコストがかかり過ぎる場合などには、
育苗トレイや育苗箱を使うメリットもありますが、
花苗、野菜苗においては、
1970年代以降、セルトレイでの苗生産が主流になっています。
セルトレイへの播種は、育苗トレイや箱播きに比べて
時間やコストが掛かり面倒ですが、
後々の苗の揃いやロス率、移植の手間、植傷みなどを考えると
セルトレイでの生産が断然good!!
半世紀以上前には、セルトレイは存在しなかったのだと思うと、
文明の利器バンザーイと発明者を褒め称えたい気持ちでいっぱいです。
(池田)
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