こんにちは。修士1年の井上です。
ブログでたびたび紹介させていただきましたが、私はカリブラコア(Calibrachoa)を研究対象としており、キャンパスにて200品種以上のコレクションを栽培しています。
これだけ多くの品種を栽培していると、品種それぞれの特徴に気づきます。
私感ですが、完璧な品種というものはなく、品種それぞれに良いところ・苦手なところがあると思っています。
当然お気に入りの品種もあるわけですが、こんな品種があれば,,,と思うこともしばしば。
そこで取り入れたい性質を持ったもの同士を交配し、自分好みの品種を作ってみたいと思っていました。
1度の交配でうまくいくとは限りませんが。
今回は、趣味で交配し、作出したF1の様子をご紹介致します。
交配親(♀)に用いた品種がこちら。
選んだ理由としては、完全に私の好みですが、花の形が好みであること、立性で枝が太いこと、加えて強健なことから選びました。
この交配親に様々な品種を花粉親として(♂)交配し、雑種一代(F1)を作出しました。
F1の様子
花の形を見ていただくと,,,
どの個体も交配親(♀)の花の形をしっかり受け継いでいます!
写真ではわかりませんが、立性で茎が太くなっており、取り入れたかった形質が入っていました。
花色や模様に関しては満足とは言えませんが、花の形、そして草姿に関する形質を取り入れることができました。
これからはこれらのF1を育種素材として栽培し、選抜や他品種との交配に利用していこうと思っています。
カリブラコアは、園芸化されてまだ若い植物ですが、今後もさらに育種が盛んとなり、バラエティに富んだ品種が出てくることを期待しています。
(修士1年:井上)
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