朝晩は冷え込む日が続いておりますが、日中はぽかぽか陽気となる日が増えてきました。
ハウス内では汗をかく暑さとなることも多く、半袖で作業している姿も見られるようになりました。
去年の秋にオケラを交配し、採種しました。
そして1月下旬から冷蔵処理を開始し、1ヶ月後に播いた種子から発芽が始まっています。
交配自体は複数の株からランダムに取った花粉を使いましたが、種子親となった系統ごとに種子を分けてサンプリングし、播種しました。
それぞれの系統親ごとに50粒程度播種した結果、発芽の早晩や発芽の揃いに大きく違いがみられました。
一番右の系統は発芽が早く、各個体の生長具合も比較的揃っているようにみえます。
一番左の系統は発芽が遅く、いくつかの個体のみ発芽している様子。
花粉親はランダムでありながら、現在までの発芽率に系統間で違いがみられました。発芽の早晩には種子親の影響が大きいのでしょうか。
一方で、ひとつの系統内においても発芽が揃わないことから、花粉親も発芽に関わっていると考えられます。
生長段階として、現在はまだ葉が1枚程度しか出ていませんが、比べてみると形が丸いものや、先端の角度が小さく尖ったもの、サイズの違いなどいくつかの点で個体差がみられます。
これらの中から、生育が良く、収穫に適しているものを探します。
今後、生育調査をおこなうことで、種子親を含む優良系統の選抜をおこなっていく予定です。
交配の記事でも紹介したオケラの雌株と両性株の株間でも、後代への優良形質の遺伝性に違いがあるかもしれませんね。
美味しい若芽の天ぷらを夢見ながら、じっくりと育っていくオケラを眺めていきます。
(安藤匡哉)
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