先週は学外で2日連続で園芸教室を行ないました。柏の葉キャンパスで実施するなら道具類も揃っているのですが、他所で開催となると植物材料や道具類の準備と運搬が大変です。さらに、会場設営も。
千葉県睦沢町の講座では、博士後期課程の黒沼さんに手伝ってもらい講義と実習を行いました。手慣れたもので、要領良く車から荷物を降ろし、寄せ植え用の花材と道具類を各テーブルに並べ、45人分の青空寄せ植え教室の準備完了!
翌日は、3年生の緒方さんと佐藤さんにお手伝いをお願いし、葛飾区内で春花壇の管理について、講義と実習を行いました。
除草や花がら摘み、追肥、寒さで傷んだ葉の切除などを行ないました。手入れをすると、花壇が明るい雰囲気になりました。これからは、暖かくなるとアブラムシの発生にも注意が必要ですね。
園芸教室は、こちらから一方的にお話をするだけではなく、受講者の方の日頃の園芸に関する疑問などもお聞きすることも私としては、楽しみのひとつです。庭木の移植や剪定方法、球根の分球の時期と方法、腐葉土の作り方、鉢花の植え替え方法・・・。
その他に、咲き過ぎや根鉢の回り過ぎたポット苗、矮化剤の効き過ぎた植物などの扱いについて聞かれることもあります。肥料や水をやっても大きくならない!
花店で売られている決して安価でもない草花が、消費者にとっては、大きくならない(生育しない)、楽しめない商品になっていることもあるようです。
最近では、いろいろな花壇用花卉で株はそれほど大きくならず、花だけ咲き続けるお行儀の良い品種を目にすることが多くなってきました。株が大きくならずに咲き続けるということのその先には、いずれより精巧につくられた造花や花色を変化させたり、香りを発したりする機能をもった植物ロボットに置き換えられる時代が来るのでしょうか?
世話をすると株が大きく生長して花がもっともっと楽しめる。そんな花も残しておいて欲しいものです。
(渡辺 均)
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