先週は柏の葉キャンパスにあるコブシの木から種を採取しました。こちらのブログをご参照ください。→コブシの収穫
コブシ(Magnolia kobus)はモクレン科モクレン属の植物です。握りこぶしの形と似た果実の形状が、コブシの名前の由来だそうです。
1週間陽の当たらない風通しの良い場所に置いておくと、種が熟して皮の中から赤い実が出てきました。
本日はこの熟した赤い実を剥いて、中の黒い種子を取り出し、播種を行いました。
Step1:事前に用意した4つのバットに不織布を敷いて、赤玉土をバット容積の半分まで入れます。
Step2:ハス口でバットの中に十分水を与え、土を湿らせます。
Step3:赤い実を剥いて黒いハート状の種子を取り出し、水の中に浸けます。その後、水で何度か種子を洗って、種子の周りについている発芽抑制物質を洗い落とします。
Step4:種子をばら播きでバット中に播きます。
Step5:同じ赤玉土を用いて、種が隠れる程度に約2cmの覆土をします。
最後に灌水して、5℃のインキュベーターに入れ、低温処理します。その後、水を切らさないように管理します。
楽しみにしています。
(学生:修士2年:任)
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