2016年6月8日水曜日

花木管理



 厚い雲の広がる日が多くなってきました。

 朝から晩までじっくり光合成のできる晴天は、しばらくお預けでしょうか。

 今回の実習では、剪定による花木の管理について、松戸キャンパスの研究室に在籍する國分准教授にご担当いただきました。


 普段と違って圃場の散策し、樹木の種の説明や、枯れ枝などの剪定をおこないました。


 花木の剪定は、人にとって安全な樹形を確保し、樹木の健康を維持することを目的におこないます。

 柏の葉キャンパスでは、園芸別科の造園を専攻する学生を中心に、剪定により人工樹形を維持している庭木が数多く植わっていますが、過去に海外より輸入した珍しい花木も所々に植わっています。

 これらの花木の自然な樹形を維持するべく、枯れ枝や下枝を剪定し、樹形が暴れてしまわないように切り戻します。

 横に伸びた大きめの枝を切る際には上から下へと1回で切ってしまうと、切っている途中で枝の重さにより下側の樹皮ごとめくれ、その剥げた部分から腐朽菌が侵入し、腐ってしまう可能性があります。



 これを防ぐために、切る予定の位置よりもやや枝先に向けた下側を予め切断しておくことで、上から切った場合に樹皮の剥がれがその部分でストップさせ被害を抑えます。

 枝を落とした後、その出っ張った部分を切れば見映えが整いますね。


 最近は高所作業車でおこなうことも多いそうですが、高木に登って剪定をおこなう方法として、ロープと専用の器具を使った手法を見せていただきました。


 ロープを太い枝に引っ掛け、腰に巻いた器具にロープを通し、座った姿勢のままでロープを引っ張り登っていきます。

 小さい頃に木登りをした記憶がありますが、命綱なしではなかなか怖いものですね。


(安藤匡哉)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

0 件のコメント:

コメントを投稿