2016年6月27日月曜日

切り花品種の野生種の再評価


 先週は、福島県の会津地方へ行ってきました。

 そこで、野生ではほとんど目にしなくなったキキョウを昔から農家の庭先で栽培されているのを数年前に見つけ、その株から種子を採り、増殖をしている圃場を見てきました。

 現在のキキョウの切り花品種は、花がもっと開くように改良されていますが、野生品種は園芸品種のように完全には開かず、受け咲きのような花の開き方をします。
 自家採種の野生系統は花型や花色の変化に富んでいますが、本来のキキョウの花色の濃青紫色の「桔梗色(ききょういろ)」が何と言っても特徴ですね(下画像)。



 自家採種した種子の後代から多様な花色や花型が出現





 市場取引で流通している切り花のキキョウのほとんどは、何となく青色であれば良く、横向きにパッと大きく平開し、1花茎当たりの花数が45花着いていて・・・・というキキョウ品種がほとんどですね。

 横向きでやや受け咲きで、昔ながらの桔梗色の野生種本来のキキョウの特性をもう一度活かした品種があっても良いのではないでしょうか。

 ポット苗や鉢花品種は、従来品種に野生種の血を入れてさらに新しい品種が開発されていますが、切り花品種はどうなのでしょう?


 切り花品種のマイナーチェンジの育種を否定するわけではありませんが・・・。
 斬新な品種が求められているのはポット苗や鉢花と変わらないはずですが、それをやらない理由付けが、どこかから聞こえてきそうです。

(渡辺 均)


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