2013年7月22日月曜日

地域の子供たちを守る花 Part 2.

「葛飾区学校地域応援団」という東京都葛飾区の取り組みについて先週の続きです。

先週のブログ:http://naeseisan.dtiblog.com/blog-date-20130715.html



花壇に使用できるのは少しの予算と限られた道具と人手だけ。

そこで・・・。

①昨年栽培した植物(ヒマワリ、コスモス、マリーゴールドなど)から種子を採り、
花壇に直播(じかまき)しました。
→ 昨年、上手く育てられた植物は、今年も花壇の植栽に採用しました。
そのような品目が増えることで、御自分達で植栽計画を立てられる?


②一年草は128穴もしくは200穴のセルトレイを使用し、種子は花卉・苗生産部で撒きました。
その苗を直接花壇に植えていただきました。
→単にお金の問題だけではなく、花の着いた苗を購入し、
植えてお終いではなく、水やりや除草をしながら、
日々の成長と花壇の変化を楽しんでもらいたいためです。


セル成型苗を植え付けた直後の花壇 
��昨年のビオラの苗の定植直後の様子。
株も小さく、花もなく寂しい感じがしますが、すぐに花が着きます!~


③宿根草類を自分達で簡単に殖やす技術を身につける。
→購入した鉢花や各ご家庭・学校等で植えられている植物を持ち寄って、
挿し木や株分けをして花壇に植え付けることで、品目数を大幅に増やすことができる。
ご自分のお庭にあった植物が公園に植えられていることで、
より公園の花壇に親近感を持ってもらえる。


挿し芽の勉強会 ~挿し芽に使う市販用土の説明~




挿し穂を取る作業
今回の材料は、ランタナ、バジル、バーベナ




挿し穂を水につけ、十分水揚げさせる。
発根促進剤を切り口に着け、爪楊枝で挿し床に穴をあけ、
そこに挿し穂を挿します。




十分に灌水した後、ビニル袋で鉢を覆って乾燥を防ぐ。

1日1回以上はビニル袋を開け、霧吹きをかける。
鉢土の表面が乾かない程度に灌水する。



花壇の管理や挿し芽の実習をとおして、
簡単でそこそこ綺麗な花壇を維持できるようになってきました。 



花を育てる目的はさまざまですが、
地域の皆さんが無理なく花を育て、楽しんでいただけるよう
今後も支援を続けていきます。   





  (渡辺均)







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