2013年7月21日日曜日

雉と雉隠

今日は大学内で、キジのカップルに出会いました。



キジはたいていつがいで行動します。
右の派手な方が雄、左の(ちょっと見えにくいですが)茶色い地味な方が雌。
雄が雌を見守って、雌は自由奔放にエサを探してます。
雄は大変ですが......何はともあれ、仲がいいのは良いことですね......

で、植物を一つご紹介します。
これ(↓)、なんだかご存じですか?



「クサスギカズラ」といいます。
本州から沖縄の、主に海岸に自生します。
クサスギカズラの貯蔵根は「天門冬」と呼ばれ、漢方薬として使われます。

このクサスギカズラ、学名をAsparagus cochinchinensis
と言います。あの、アスパラガス(Asparagus officinalis)と同じ属。アスパラガスは地中海原産と言われています。

クサスギカズラもアスパラガスに似た芽を出します。とりあえず、なんとなく、生で食ってみたことがありますが、筋っぽくて、苦くて、あまり美味くはありません...

クサスギカズラの葉(↓)



アスパラガスの葉(↓)


クサスギカズラの方が少し厚ぼったいですが、やっぱり似てますね。


このアスパラガス属は、以前はユリ科に分類されていましたが、最近は、「キジカクシ科」に分類されています。
キジカクシは、漢字で書けば、「雉隠」。
キジを隠すほど茎葉が繁る、のが名前の由来とか。

以上、雉と雉隠のお話でした。

��金谷)

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