今回の実習はペチュニア(ナス科 Petunia)の培養苗の順化作業を行いました。
営利的に栄養繁殖(挿し芽や株分けなど)で増やされる植物の多くは、
ウイルスなどの感染を防ぐため培養苗で親株が増殖されるのが普通です。
今日はその無菌的にプラントボックス内で培養されていた苗を取り出し、
良く根を洗浄し、
セルトレイに植え付け、
発芽室内に入れるまでの一連の作業(順化作業)を行いました。
無菌的に増殖されている培養苗
まずその前に植え付けるセルトレイにバーミキュライトを詰め、
そのセルトレイにあらかじめ良く灌水しておきます。
均等に灌水されるようじょうろのハス口は下向きです。
それから作業テーブルと用具をアルコールで殺菌し、
手袋をはめて作業開始です。
培養器の蓋をあけ、根を切らないようにそっと苗を取り出します。
根に付着している寒天培地を良く洗い流します。
洗い終わったら皿に並べ、乾かさないよう霧吹きで水分を補給させます。
培養器内は高湿度なので、
それに比べて低湿度の環境に出すとすぐに葉が枯れてしまいます。
あらかじめ準備したセルトレイに1本ずつ丁寧に植え付けます。
霧吹きで湿度を保ちながら手早く植え付けます。
すべて植え付け終わったら、殺菌剤を灌水代わりに与えて植え付け終了ですここでもじょうろのハス口は下向き!
ハス口を上向きにして灌水すると均等に水がかかりません。
室温25℃、湿度70%以上の発芽室内で管理すると1週間ほどで活着し、
しっかりとした苗に完成します。
植え付け後1週間目のペチュニア苗(そろそろ日除けのされたハウス内へ移動です)
今後は、この苗を3号ポットに上げ、ハウス内で管理します。
さらにこの株から挿し穂を取り、苗を育てて来年の母の日向けの鉢花として生産する予定です。
このペチュニアは、小輪多花性で草姿はこんもりとしたドーム型になり、
今までにはない新しい形のペチュニア鉢花として提案する予定です。
お楽しみに!
(渡辺均)
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