2012年8月30日木曜日

ペチュニア繁殖母株の挿し芽

おはようございます。


来期のペチュニア母株(ぼかぶ)用の挿し芽が急ピッチで進んでいます。

母株とは、商品となる栄養系セル苗用の挿し穂を採るための株で、


ウイルスに弱いペチュニアの母株は、毎年培養苗(原々種母株と呼びます)を更新し、

そこから、母株用の挿し穂を採るための株(原種母株)を作っていきます。

さらに、ウイルスに感染してない状態を保たせながら、年間20万本もの

大量挿し芽に対応するため、徐々に母株数を増やしていきます。
詳しくはこちら→http://naeseisan.dtiblog.com/blog-date-20091002.html






こちらがペチュニア‘桃色吐息’の原種母株です。





新品のカミソリ刃で挿し穂を採ります。




殺菌剤で消毒します。






1本1本丁寧に挿していきます。




1トレイ(200本)挿し終わりました。




これを気温と湿度が制御できる「発芽室」へ入れて発根させます。




発芽室の温度はペチュニアなど、多くの植物の生育適温に合わせています。





切り終わった原種母株は、この後さらに多くの芽を吹いてきます。

約3週間後には、再び今回以上の数の挿し穂が取れる予定です。


繁殖母株が完成する12月、いよいよ生産用の挿し芽がスタートします。



                                            (長嶋)   

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