2012年8月25日土曜日

アークトチスのふうせん

おはようございます。





自家採取のアークトチスの播種を依頼されました。







アークトチスの種子は
ゴミが絡まりやすい形状をしており、
さらに、播いても発芽しない不良種子も多く含まれます。



そのため他の植物と同じように播いても、
発芽率は35%程度。





そこで!
唐箕を使って風選(ふうせん)をし、
播種前に実入りの良い種子と悪い種子をより分けていきます。






唐箕は稲の籾殻を飛ばすのに使われており
風の力で比重の軽いものと重いものを
より分けることが出来ます。





仕組みを簡単に説明すると、





上部から少しずつ種子を落とすと(赤い矢印)


写真左側から送られる風に流されます(青い矢印)


重みのあるものが仕切りにぶつかり下のトレーに落とされ(緑の矢印)


次に重みのあるものが二つ目の仕切りにぶつかり、オレンジ色のトレーに落とされます(オレンジ色の矢印)


そして一番軽いものがそのまま真っ直ぐ機械の外に排出されます(ピンクの矢印)





5回ほど風選を繰り返し、
選び抜かれたアークトチスの種子たち↓




ワタで包まれぼんやりとしていますが、
硬く重みのあるよい種子が選別できました。



あとは406穴のセルに一粒ずつ手播きし
発芽を待つばかり。

発芽率が楽しみです!





ちなみに白いワタの部分が一番軽く、
かなりの量がゴミとして集まりました。




少しの風にも舞って
掃除は大変ですが・・・

ふわふわ~♪





��今日の植物*
アークトチス
キク科ハゴロモギク属





(池田)





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