みなさんは見られましたか?
柏の葉はちょうどのタイミングで雲のない明るい空となりました。
私の携帯カメラではこれが限界で
皆さんに美しさをお伝えできないのが残念ですが・・・
(まだ満月)
(左下から欠け始めました)
大きく真ん丸な満月が、徐々に欠けて赤くなる様子が
しっかりと見えていましたよ~
(赤銅色に)
スーパームーン・ブルームーン・ブラッドムーンと三拍子が揃うのは
35年ぶりとのことで、ちょっと得した気分でした♪
さて、1月に入り、苗生産部が触れる植物と言えば!
一にペチュニア!
二にカリブラコア!!
三にトルコキキョウ!!!
です。
春の花壇苗を仕込むには、
この時期、暖房費がかかりすぎるため、
1~2月に扱う品目は少なめです。
その分、量が多かったり、生育がゆっくりだったり、苗の生産が難しかったり・・・
特にトルコキキョウは、
全品目の中でも幼苗期の生産難易度が高い植物だと感じています。
種子を播いて、芽を出させ、光に当てて、水と肥料を与えて防虫の薬散をして
欠株のところを補植して、セル苗の完成☆
と、まぁ、字にしてみると単純な作業なのですが。
トルコキキョウが他の植物と違うのは、
まず、種子が小さいこと。
↑種苗会社から購入した状態です。
え? 小さくないじゃん??
そうですね。
花の種子としては、まぁよくあるサイズです。
でもこれ、種子の周りをコーティングしてあるペレット種子なんです。
本来の種子は・・・
見 え な い !
(画面中央に1粒だけあります)
砂粒より小さいです。
土にペレット種子を播いたら、
ミスト灌水で丁寧にコーティングを溶かします。
種苗会社によってこのコーティングの仕方が違いますし、
場合によっては品種ごとでもサイズが異なります。
カネコは、小さ目。崩れる。
サカタ、M&Bは、割れる。
スミカ、ミヨシは、溶ける。
タキイは、崩れる。
※主観です
会社ごとに、どの程度の溶け方で問題無いのか把握していなくてはなりません。
ムズカシ~!!
このコーティングがきれいに溶けないと発芽を阻害してしまうことがあります。
ムズカシ~!!
しかし、ミストが強すぎたり、一度に多くの水を与えすぎると
コーティングごと土に潜って見えなくなることがあります。
ムズカシ~!!
更にコーティングが溶けきると、土に同化して全く見えなくなるので、
この時点から、中央に1粒ずつしっかり播けたのかどうか、
種子が流れてしまっていないかどうか、判別がつかなくなります。
ムズカシ~!!
近付いて目を凝らしても
見 え な い !
それらしく映っているのはバーミキュライトです。
いくつもの注意点を踏破して、
無事に播種を終えたら、ラッピングをして、トレーごと低温庫に保存します。
ラップで保湿しています。
この状態で4週間。
発芽はまだまだ先の話です~
(池田)
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