部屋の暖房からは眠気を誘う物質が出ているのかと思ってしまうほど、外出後のデスクワークは気合が必要ですね。
前回のおわりにも触れましたが、今回は国営教育機関の視察のお話しです…が、そこに向かう前に立ち寄ったウラジオストックの街並みを少し探索。
ウラジオストックは初日の空港からご無沙汰でしたが、ロシアの極東部に位置する沿海地方の中で最も大きな都市であり、海軍の太平洋艦隊の基地が置かれる軍事拠点でもあります。
展望台から一望できる景色は美しく、彩り豊かなヨーロッパ風の建物が立ち並び、水辺には大きなコンテナ船や数多くのクレーンも見えています。
海から丘までの高低差が大きく、市内の道路のアップダウンも激しいのは難点ですが…。
街中で見かけた植物をパシャリ。
ボーダーガーデン風に植え付けられていますね、黄色などのやや明るめの花色が多め?
日本でも利用されているギボウシがこの寒い時期に開花を迎えていました。
移動式のコンテナにはペチュニアが寒さに震えていますね。
ウスリースクでは枯れていたベゴニアなどはまだ花を残しています。
ロシアというと寒くて植栽も少ないイメージを持っていましたが、街中でも気分を明るくするためなのか、様々な場所で植え付けられた植物を見ることが出来ました。
市内探索を終えて、本日の目的地へと出発。
ウラジオストックから車で南東へ30分ほど、日が傾き始めたことに着いたのは、国営の教育機関『OKEAH(オケアン)』という場所。
こちらはロシア国内から学業やスポーツで良い成績を修めた学生がスカウトされ、3週間ほどのオリエンテーション、教育、スポーツなどの多岐にわたる体験合宿を行う施設で、ロシア国内にいくつかある施設のひとつです。
100haを超える広い敷地と、豊かな自然を利用したレジャー施設および教育施設が並んでおり、ロシア政府からの補助金により運営されているそうです。
様々な学問における優秀な人材育成する施設として、国内だけでなく海外からも講師を呼んで教育に力を入れているということで、以前には日本の数学者である秋山仁さん(!)などもご招待されたことがあるとか。
近年は農業分野の授業にも力を入れ始めており、薬草学のカリキュラムも行われ、今回の我々の訪問と発表を楽しみにしているとのお話しで、緊張気味の訪問。
将来的には教育、そして体験学習の場として、施設園芸や植物工場などの設備を導入したいとも考えているそうで、動物学も合わせた環境生物センターなるものの設立も予定。
動かせる資金が潤っていそうですが、それだけ政府も力を入れているということでしょうか。
沖縄でバーテンダーをしていたという謎の経歴をもつ給仕さんから美味しい夕食をいただいたところで、学生の待つホールへと発表に向かいました。
前回の発表でも人数増加があったので、100人くらいじゃないですかねハハハ…とか話していましたが、大ホールにて学生300人の前で発表は予想を超えていましたね…。
内容自体は農業アカデミーでお話しした内容ですが、プレゼンの前に軽快な音楽がかかり、発表のために壇上に上がると大きな拍手でお出迎え、その後自己紹介の言葉で拍手、出身の豊田市の話で拍手…と海外のテレビ番組みたいな状況になりました。
発表内で説明した研究内容だけでなく、プレゼンテイター自身に興味があるのかもしれません。
またどうやら授業でオタネニンジンのレポート提出課題があり、それもあって参加する学生が多かったようです。
後で話を聞いてみると、ウスリースクから来た学生たちのレポートの質が良かったということで、農業アカデミーの先生たちもにっこり顔。
発表は比較的好評?のようで、教育部長たちと挨拶をしてこの日は寮へと戻りました。
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