天気予報では1日曇りでも、雲の切れ間から度々現れる太陽の陽射しにクラリとしそうになりますね。
水たまりの残る中、さらに照り付ける暑さが相まって、我慢できないほどの湿気を感じます。
そんな「我慢できない」という言葉を冠した花が開花期を迎えています。
鳳仙花(ほうせんか)Impatiens balsamina
属名であるImpatiensは「我慢できない」という意味で、この植物のある性質に由来します。
といっても、この花といえば…な特徴でもあるので、予想のついている方もいるかもしれませんね。
やはりこの花といえば、種子散布の方法が特徴的。
小さい頃に触っては飛ばした記憶が蘇ります。
ラグビーボールのようにも見えるその果実は、熟して自然に弾けるか、何かしらの衝撃が加わった瞬間に弾け、なかに入っている種子のかたまりを飛ばします。
果皮の内外における膨圧の差が、果皮を内側に勢いよく丸まらせ、種子を弾き飛ばす仕組みです。
まだハジケが弱めの果実を触ってみると、
………………
\ハーイ/
種子は熟しているようですが、はじき飛ぶほどに果皮の構造が成熟していないようです。
それとも元々あまり弾けないタイプのホウセンカなのでしょうか。
弾性の強さや果実の大きさにも、種内で変異があるかもしれませんね。
ともあれ種子を採るのであれば、この時期がよさそうです。
まだまだ夏はこれからですが、暑さに我慢できずに弾けてしまわないように、適度にクールダウンをしていきたいものです。
(安藤匡哉)
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