2017年8月7日月曜日

夏休みの一冊

84日(金)に花卉・苗生産部感謝祭が開催されました。暑い中、100名を超える皆様にお集まり頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、大学の講義も補講を残して84日で終了しました。学生さんは9月末まで長~い夏休みの始まりです。夏休みといっても、休みなのは講義の無い学生さんだけで、教職員は休みを取らない限り通常業務です。夏休み期間中も中高校生向けの実習やセミナーなどがあり、さらに出張や講演依頼・・・仕事量はそれほど変わりません。

小中学生は夏休みの宿題にそろそろ取り組まないと・・・。私も小学生の時に徹夜で始業式の朝までかかって夏休みの宿題の絵を描いたことを思い出します。その頃からギリギリにならないと始めなかったようですが・・・(笑)。

読書感想文も夏休みの宿題の一つですね。ということで、私が小学生の4年生か5年生の頃に読んだ本をご紹介します。今でも書棚の片隅に置かれています。

岩波少年文庫 「植物とわたしたち」
ヴェルジーリン著 八杉竜一・日高敏隆訳


40年近くも前の本の話ですから、当然この本はあっても図書館か古本屋さんでしか入手できないでしょう。

この本は、少年文庫といっても小学生にとっては内容はかなり難しく、1ヶ月近くかけて読みましたが、それでもすべてを理解することはできなかったように記憶しています。

ただ、「私たちの暮らしには、いろいろな植物が密接に関わっていて、無くてはならないものなんだ!」ということだけは、強く印象に残っています。子供の頃にこの本を読んで、植物の興味がさらに湧いたことを覚えています。この本に書かれている植物を栽培してみたくなりました。

あれから40年近くが経過し、現在、私の所属する環境健康フィールド科学センターのミッションは、「植物と人の関わり」。多くの先生方との出会いから、花や薬用植物など、人々の健康や幸福につながる様々な植物(健康機能性植物)をテーマに研究を進めています。

植物を仕事にするきっかけになった本に出会えたのも、じっくり本が読める子供時代の夏休みがあったからかも知れませんね。


 (渡辺 均)

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