先週のブログにて梅雨が去ってしまったと嘆いていたら、暑い雲に1日中覆われた梅雨らしい空模様が続いていますね。
まぁ、気温は夏真っ盛りとなっているため、まとわりつくような空気で熱中症とならないように気を付けなければなりませんが…。
そんななか、陽の光をたっぷり浴びたこちらの方は、夏らしい暑い(熱い?)姿へ着替え始めています。
こちらはホオズキ Physalis alkekengi です。
お盆の飾り物として、これからの季節にスーパーでも見かけるのではないでしょうか。
こちらはまだ色がのっていませんね。
うーん、ここだけ見ると、唐辛子の王様、ハバネロの途中経過にも見えるような…同じナス科ではありますが。
淡い黄色の花を咲かせた後に、膨らんでくる実を包むように蕚(がく)が伸びて、実を閉じ込めてしまいます。
まだ先端から花の跡が覗いていますね。
花言葉として、包まれた実が袋に対して小さいことから、偽り、ごまかし、などといったマイナスイメージも含まれているようで、祝福の贈り物としては相手から微妙な表情をされるかもしれませんね…。
鑑賞用はもちろんのこと、包む袋が薄く透けて見える食用のホオズキもありますが、薬草園にて生育中のものは観賞用の真っ赤に色付くもの。
こちらのホオズキを乾燥させたものは、酸漿(さんしょう)と呼ばれる生薬であり、特に根を掘り返して乾燥させたものを酸漿根(さんしょうこん)といい、咳止めや解熱、利尿などに用いられます。
袋には虫に食われた跡もちらほらと。
ガッチリ包まれた袋の中にある実を食べているのか、袋自体を好んで食べているのか…。
全草に微量ながら含まれる、アルカロイドという毒素をものともしない虫たちのわんぱくさに驚きつつ、ゆっくりと染まりゆくグラデーションを楽しんでいます。
安藤匡哉
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