2017年8月25日金曜日

パンジーのポット上げ


 こんにちは、学部4年の渡邉です。
 今週に入り晴れ間も増え、夏らしさが急に戻ってきましたね。
 くれぐれも熱中症にはお気を付けください。


 今回のブログでは、今週の作業で行った「パンジーのポット上げ」についてご紹介いたします。

 作業内容としては、セルトレイからパンジーの実生苗を取り出し、それをポットに植え替えるというシンプルな作業なのですが・・・。
 このようなシンプルな作業には、「効率」が非常に重要になってきます。

 今回はそれに着目しながらそれぞれの工程をご紹介いたします。

 まず512穴のセルトレイから良質な苗を選び取り出します。
 しかし、そのままではピンセットがないと取りづらく、手で抜いては根が傷んでしまうので、下の写真のような苗抜き機を使用し苗を浮かせて、手でもきれいに取れるようにします。



 続いて抜き取った苗をポットに植え替えるのですが、1人で苗を抜き、ポットに植え替え、苗を抜き、ポットに植え替え、と繰り返していると、2つのことをしなければいけないので、作業効率が非常に悪くなってしまいます。

 そのため、下の写真のように【セルトレイから苗を抜きポットに置く係】と【ポットに苗を植える係】をつくり、分業化することで効率よく作業を行います。


 このとき、苗を抜きポットに置く係は、苗の置く方向をそろえ、植える係の人たちが効率よく植えられるよう工夫し、植える係の人たちは、苗を植える深さに注意します。

 セルトレイの土がポットの土で隠れ、植えた後の土に凹凸がなく水平になっているのがベストです。


 最後はポットの下から水が抜けるまでしっかり灌水を行い、これにてポット上げ完了!

 ですが、速さばかりを追い求め、植える深さが浅かったり深かったりすると、下の写真のように、灌水後に苗が沈んだり浮いてきたりしてしまいます。

 すると結局灌水後の見回り時に植え戻す時間がかかり、せっかくの効率化が台無しになってしまいます。私が植えた場所は浅い苗が目立っていました。
 これは次にしっかり活かさなければ!




 このように、シンプルな作業には効率化できる点が盛りだくさんであり、今回の作業で「生産」の難しさを少しだけ学び感じることができたような気がします。
 私たちの生活も、常に生産性のある日々を目標に、11日大事に過ごしたいものですね。


(学部4年:渡邉)

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