こんにちは、学部4年の渡邉です。
今週に入り晴れ間も増え、夏らしさが急に戻ってきましたね。
くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
今回のブログでは、今週の作業で行った「パンジーのポット上げ」についてご紹介いたします。
作業内容としては、セルトレイからパンジーの実生苗を取り出し、それをポットに植え替えるというシンプルな作業なのですが・・・。
このようなシンプルな作業には、「効率」が非常に重要になってきます。
今回はそれに着目しながらそれぞれの工程をご紹介いたします。
まず512穴のセルトレイから良質な苗を選び取り出します。
しかし、そのままではピンセットがないと取りづらく、手で抜いては根が傷んでしまうので、下の写真のような苗抜き機を使用し苗を浮かせて、手でもきれいに取れるようにします。
続いて抜き取った苗をポットに植え替えるのですが、1人で苗を抜き、ポットに植え替え、苗を抜き、ポットに植え替え、と繰り返していると、2つのことをしなければいけないので、作業効率が非常に悪くなってしまいます。
そのため、下の写真のように【セルトレイから苗を抜きポットに置く係】と【ポットに苗を植える係】をつくり、分業化することで効率よく作業を行います。
このとき、苗を抜きポットに置く係は、苗の置く方向をそろえ、植える係の人たちが効率よく植えられるよう工夫し、植える係の人たちは、苗を植える深さに注意します。
セルトレイの土がポットの土で隠れ、植えた後の土に凹凸がなく水平になっているのがベストです。
最後はポットの下から水が抜けるまでしっかり灌水を行い、これにてポット上げ完了!
ですが、速さばかりを追い求め、植える深さが浅かったり深かったりすると、下の写真のように、灌水後に苗が沈んだり浮いてきたりしてしまいます。
すると結局灌水後の見回り時に植え戻す時間がかかり、せっかくの効率化が台無しになってしまいます。私が植えた場所は浅い苗が目立っていました。
これは次にしっかり活かさなければ!
このように、シンプルな作業には効率化できる点が盛りだくさんであり、今回の作業で「生産」の難しさを少しだけ学び感じることができたような気がします。
私たちの生活も、常に生産性のある日々を目標に、1日1日大事に過ごしたいものですね。
(学部4年:渡邉)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、
人気ブログランキングへ
ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!
花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
0 件のコメント:
コメントを投稿