2016年4月1日金曜日

新しい壁面緑化技術


こんにちは。本日より新年度です。
研究室のメンバーも入れ替わり、新体制となりました。
まだ不慣れなところもありますが、これからも全力で頑張っていきます!


さて、前回シバの品種紹介と定植作業についての記事を書かせていただきました。
芝は屋上緑化に広く用いられていますが、今回は新しい壁面緑化技術について、書いてみようと思います。

これまで行われてきた壁面緑化は、ナツヅダ、テイカカズラ、ヘチマ、アサガオといったつる性植物を壁面に付着させる、もしくは、壁前の支持体に絡ませるといったといった緑化工法によるものがほとんどでありました。

 施工例(千葉大学環境健康フィールド科学センター研究管理棟)

つる性植物を利用した壁面緑化の利点として、コストが安いという事があります。しかし、緑化に時間を要する事、また、デザイン性が乏しいという問題もあります。

今回紹介する壁面緑化技術は、従来の施工とは異なり、ユニット型の植栽基盤を採用した施工方法です。ポリエステル繊維を混ぜた培土を蒸気で加熱し、厚さ5cmのスポンジ状に成形したものを植栽基盤としています。それがこちらです。



 ユニット型の利点としましては、保水性・排水性に優れる、多様な植物の生育が可能、また、配置を自由に移動できる事から、デザイン性が高いことなどが挙げられます。
比較的新しい技術であり、今後さらに普及していくのではないかとひそかに睨んでいます。

当研究室のハウス内にも8ユニットが置かれており、私が栽培試験と管理を行っています。何を植栽するか考え、管理が容易・水はけ良い・雑草が生えにくいなどの利点がある事から、芝を数品種植栽してみました。


 これからだんだん暖かくなってきますので、ますます成長し、品種間差も出てくると考えられます。どうなるか結果が楽しみです。気長に観察していこうと思います。
(修士1年:井上)

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