2016年4月20日水曜日

立ち性ペチュニアの鉢上げ



 今朝は冷えるからと厚着にコートを羽織って出てみれば、昼には半袖でも過ごしやすいほどに気温が上がるような、服選びの大変な日々が続きます。

 朝に冷たい雨が降るなか、温室の天窓や側窓を閉めたままでいたら、雨が止んだと同時に日が射してサウナ状態に…と天候に振り回されないように気をつけたいですね。


 今週の学部生の実習では、いま大忙しな母の日用ではなく、父の日に向けた立ち性ペチュニアの鉢上げをおこないました。


 今回は1つの鉢に3株のポット苗を入れて鉢上げしました。
 複数の株を1つの鉢に移植する場合、1株分の鉢上げよりも苗代が高くかかってしまいます。
その代わりに、短い期間、少ない摘心の回数でボリュームある鉢花を仕立てることができ るという利点があります。
 何株植えにするかは、植物の生育特性や納期、種子や苗代と合わせて選択します。
も ちろん、母の日用の3色ミックスの鉢花など、別の理由により複数の株を利用することもあります。


 鉢上げ後、灌水してみると…土が窪み、ポット苗の表面が浮き出てしまう鉢がちらほら。

 複数の株を鉢上げする際に生まれる苗と苗の間にすき間に土が入っていなかったり、ふわっと土を入れるだけでは、灌水時に土が鉢のなかで移動して、土表面の高さが下がってしまいます。
土を入れた後に鉢を持ち、軽くトントンと鉢底を地面につけて土を詰めていきます。
 このあたりの感覚は初めてだと掴みにくいようで、なかには叩きつけるように土を詰める学生も…詰めすぎにも気をつけましょう。
 鉢の中にある土の量が少ないと植物が十分に生育できないので、土が窪んでしまった鉢には土を足していきます。


 また、先週播種したマリーゴールドとニチニチソウの様子をみてみました。


 自分が播いたセルトレイはどんな具合かな?
 まだ発芽したばかりで小さく可愛らしい苗が生え揃う様子に、親御さんたち(学生)も嬉しそうにニッコリ。

 来週の実習では、マリーゴールドのポット上げを予定しています。
 1週間後、子供の成長に驚く親が目に浮かぶようです。
(安藤 匡哉)





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