4月も残り少し、そろそろ新生活にも慣れはじめるとともに、春の陽気にさらされ眠気の増してくる今日この頃ですが、植物はすくすく元気に育っています。
つい2週間ほど前に播種したマリーゴールドがセルトレイの中で大きく根を張りそろそろ窮屈になってきたので、ひとまわり大きいポットにお引越しです。
スタートはポットを用意するところから。
1つ1つポットをトレイに詰めていくのは大変なので、連結ポットをポットカッターで一気にカットして詰めていきます。
初めてのポットカッターを物珍しそうに眺める学生さんたち。
おそるおそる取っ手の部分を押し付けて…うまく切れません。
気合一閃、一気に押し付けないとバリッと切れてくれないのです。ポットカット職人の道は遠く険しいものです。
前回のペチュニアの鉢上げと同じように、今回もポット苗としてボリュームを持たせるために3株植えにてポット上げをおこないます。
土の詰め具合が場所によって異なるセルトレイでは、すでに苗の生育に違いがみられたので、小さい苗同士、大きい苗同士といったポット内で統一した規格の苗を植え付けて、バランスの取れたポット苗となるように作っていきます。
ポット上げを終えた後、灌水をしてみると…
右のポットのように、少し土の高さが低くへこんでしまうポットがちらほらと。
前回と同じように、土を詰めたあとにトントン、と軽く底を平らな面に叩いてあげないと、土詰めが甘くなってしまいます。
どれくらいの強さで叩くのか、どの程度灌水によって土の高さが下がるのか、これは経験を積んでみないと難しいものですね。
また、左のポットのように株を植える高さがまちまちだと、バランスの崩れたポット苗となってしまいます。
右のポットのように少し高めに植えてある場合では、同じ高さでポット上げをおこなったトレイの中では統一されていても、いざ出荷の際に別トレイの苗と草丈が合わず、全体の中でバランスの取れないポット苗となってしまうかもしれません。
自分の作ったものが、他の人の作ったものとバランスが取れているのか、全体を見ながら作業をおこなうことは、出荷時の作業効率、出来映えに大きく繋がります。
来週はニチニチソウのポット上げを予定しています。
今週学んだことが活かせるといいですね。
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