2015年6月8日月曜日

切る勇気! ~立ち性ペチュニア‘うすずみ’の切り戻し~

早いもので母の日から約1カ月が経過しました。花卉・苗生産部で生産し、全国のお母様方へお届けした立ち性ペチュニア‘うすずみ’の鉢花もかなり大きくなっているのではないでしょうか。母の日に出荷したペチュニア‘うすずみ’の鉢花の様子は、以下をご参照下さい。
http://naeseisan2.blogspot.jp/2015/05/blog-post_4.html

花卉・苗生産部でも花の日に出荷したペチュニア‘うすずみ’の鉢花をハウス内で維持・管理しています。花は休みなく次々と咲かせますが、株がかなり大きくなりました。枝が倒れ、草姿が乱れてきました。

出荷時のペチュニア‘うすずみ’


現在のペチュニア‘うすずみ’
~鉢から花の着いているところまで4050㎝ほどになりました~

上の写真のように枝が伸びすぎて枝が倒れてきたり、株が割れてきたら草姿を整える目的で切り戻しを行ないます。花が1輪でも着いているとなかなか切る勇気が湧かないと思いますが・・・。

切り戻しの方法ですが、そのポイントはすべての枝の1/21/3ほどを切り詰めます。また、葉のすぐ上の部分(節のすぐ上)で切ると切り口部分が目立ちません。

切り戻しの位置(横から)
~茎の1/3(約15㎝)の位置で切り戻し~


切り戻しの位置(上から)
~脇芽が伸長してくるので次第に切り口が目立たなくなります~

切り戻し後も十分な施肥(例:固形肥料(置き肥)や週に1回の液体肥料の追肥)をしながら育てると、およそ1か月後にはまた花を着け始めます。

切り戻してから1か月後のペチュニア‘うすずみ’


枝先にはたくさんの蕾が見えます


切り戻しのポイントとして、茎に葉が着いている節(せつ)の上で切る方が、葉が着いていない部分で切るより萌芽しやすいので、下葉が落ちてしまわないうちに切り戻しをするのが良いでしょう。そういう意味でも早目に切り戻した方が購入時の草姿を維持することができます。また、切り戻すことで枝数が増えますので花数も多くなります。

ペチュニア‘うすずみ’のような立ち性のペチュニアに限らず、這性の‘さくらさくら’の場合でも草姿が乱れたら切り戻すことで、鉢サイズを大きくすることなく購入時と同じように満開の花を楽しむことができます。

もちろん切り戻しをしなくても花を楽しむことはできますが、残念ながら草姿は乱れてしまいます。思いきって切る! その勇気も時には必要かも知れませんね。だからといって、間違っても地際では切らないで下さいね~。



(渡辺均)

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