2015年6月26日金曜日

薬草園の支柱立て

こんにちは,花卉研修士2年斎藤です。
梅雨に入りジメジメした天気が続いています。この季節を越えると,夏本番を迎え海水浴シーズンになりますね!
しかし,施設園芸においては,ハウス内の高温化に頭を悩ます季節でもあります。
そこで今夏,千葉大学花卉・苗生産部では,ハウスに「パット&ファン冷房」を導入しました。

「温室の片側にパット、反対側にファンを取りつけます。パットを水で湿らせて反対側のファンで空気を吸込むことで、水が蒸発しまわりの空気の熱を奪い、冷やされた空気が温室内に供給さる」という仕組みになっています。

 新設されたパット&ファン(パット側)

 新設されたパット&ファン(ファン側)

ハウス内の様子(冷気が流れています)


さらに,苗生産部では現在、播種機「ノズルシーダー」も活躍しています。


苗生産部には大量少品種生産向けのドラムシーダーがありますが,このノズルシーダーは少量多品種生産に適しているとされており、ドラムシーダーでは播種することが困難な大きな種子の生産に活用しています。

さらなる品質向上・効率的生産のため,これらの機器たちは存分に活躍してくれることでしょう・・・!!


さて,本日の実習は,薬草園の大輪ヒマワリ,アズキ,ゴーヤーの支柱立てを行いました。

これらは,薬草園の奥のマルチングされた畑に栽培されています。支柱はフィールド内の雑木林の竹を伐採し加工したものを用いました。

ヒマワリ (Helianthus annus Linn.) キク科
生薬名:向日葵子(ヒュウガアオイシ)
種子から葉・根・茎まで薬草として用いられます。

ササゲ(Vigna ungulculata (L.) Walp.) マメ科,品種和名 クロアズキ
根・葉・果皮・種子が薬用として使われます。

ツルレイシ (Momordica Charantia Linn.) ウリ科,別名ゴーヤー
果実には,解熱・解毒・下痢作用があります。
薬草園では,緑のカーテンとしても役に立ってもらいます。


まだ薬草園をご覧になっていない方は,ぜひ千葉大学環境健康フィールド科学センターの診療所裏の薬草園へお越しください。

修士2年 斎藤

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