花卉園芸必修1000属検定ハウス内で2種のアリストロキア(Aristolochia)が開花しました。アリストロキアはウマノスズクサ科のつる性の多年草もしくは低木です。日本にもウマノスズクサなど数種が自生しています。何といってもこの植物の特徴は花ですね。形と色が特徴的です。しかし実際は、花弁はなく、がくが発達して花弁のように見えているだけですが・・・。以前、ある学生がこの花を見てボロ雑巾と言っていましたが・・・。
A. elegans M. T. Mast. 花の大きさ(縦径)は7~10㎝程度、パイプカズラの和名がつけられています。比較的花も多く着けます。
こちらがボロ雑巾?ではなく、A. giganntea Mart. et Zucc. です。花の大きさ(縦径)は20㎝程度、蕾の形も特徴的です。
開花前日の蕾の様子
A. giganntea は植物物園の熱帯温室でも良く見かける植物です。先日、熱川のバナナワニ園でも咲いていました。こちらの花は約25㎝以上ありました。
日本に自生しているウマノスズクサ(A. debilis Sieb. et Zucc.)の種子は生薬としても利用されています。また、ジャコウアゲハの食草としても知られており、自然保護団体やアゲハの愛好家が各地で保護活動を行なっています。
ちなみにアリストロキアは、花卉園芸必修1000属検定B級リストに掲載されている植物です。花が特徴的ですので、一度見たら忘れませんね。この植物は、熱帯植物園などで見られますが、A. elegans(パイプカズラ)は最低気温が5℃以上あれば冬越しが可能です。種子からでも挿し木からでも繁殖可能な比較的栽培しやすい植物です。夏花壇用にも面白い素材だと思います。
ちなみに、1000属ハウスにはもう1種栽培されていますが、花をなかなか着けないので今のところ名無しです。
(渡辺均)
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