2015年6月1日月曜日

キンリュウカの花

花卉園芸必修1000属検定ハウスには、検定に出題される植物以外にも超A級な植物も栽培されています。黄色い花を着けるキンポウゲ科の草本のリュウキンカ(立金花)ではなく、キンリュウカ(金竜花・Strophanthus dichotomus DC.)が先月からハウス内で咲いています。この植物は中国南部、インド、マレー半島などに分布するキョウチクトウ科の常緑低木です。

花は特徴的で、長さ10㎝ほどの5本の黄色の花冠裂片が長くひも状になって垂れ下がって咲きます。

それじゃあ、咲く前の蕾はどうなっているのでしょう? 


明日開花予定の蕾を見ると、ねじれて長く伸びた花冠裂片の先端部分が僅かにほどけてきているのがわかりますね。属名のstrophosはギリシャ語で「ねじれたひも」を意味し、同様にanthosは「花」を意味します。この属名自体が蕾の際の「ねじれた花」を意味しています。象の鼻のように捻じれて日に日に伸びてくる蕾の形もとても面白いですが、それが少しずつほどけて開いてくるところも興味深いものです。

この植物は、熱帯植物園などで見ることができます。最低気温が10℃程度あれば冬越しが可能な比較的栽培のしやすい熱帯植物です。


   (渡辺均)

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