先日、トルコギキョウのフラワーネット張りを行いました。少し遅くなってしまいましたが、何とか曲がれないように、育ってほしいものです。
夏場の定植は、トルコギキョウにとって、非常に厄介なことが多いです。一つは「高温ロゼット」です。トルコギキョウは、非常にロゼットに入りやすい植物であり、夏場には高温ロゼットに注意が必要です。高温ロゼットを防ぐため、大苗の使用や苗冷技術が普及しています。当部では、恒温環境の閉鎖型の施設を使用して、ロゼットに入りにくいサイズまで、育苗を行います。そのため、今回7月に定植した上記苗も高温ロゼットと思われる苗は、ごく一部でした。
また、この季節は「チップバーン」も起きやすい季節です。高日射や高温によって、Caが不足している新葉が、ダメージを受けてしまいます。
上記の苗のように、成長点が被害を受けると、脇芽が展開してきます。これは、草姿の乱れや、脇芽かきなどの作業負担の増加に繋がります。一方で、遮光を強化したり、乾燥強度を下げると、軟弱な苗になってしまいます。ギリギリまで、乾かしながら、丈夫な苗にしたいのですが、一歩間違えれば、枯死してしまいますので、難しいですね。
悩み事の絶えない季節です。
黒沼
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